HKMネコ育チャレンジ
◆チャプター15「ネコだって反省する①」
ヒロ:改善の結果分析を中心として、HKMの各ステップにおける活動で、うまく言った点うまくいかなかった点、精緻な思考ができた点や粗雑だった点について、しっかり考えるステップです。
それでは先ず、今まで取ってきたメモを参考にしながらこれまでのHKM活動の工程を清書してみましょう。色鉛筆を使ってカラフルに。丁寧な文字で。飾りつけに、少しだけ絵を描くとカッコイイです。HKMを行うたびにこの絵が溜まっていきます。段々うまくかけるようになってきます。山田さんの改善力の見える化です。これが溜まっていくと満足感が高まりますよ。
この時点では、今やっている『評価と反省』から最後の『今後の課題』までは空欄にしておいてください。最後に清書しますので。
山田:「なんか自分のした努力が形になって、記録として残っていく感じがして楽しいですね。絵は苦手ですが描いてみます。どんな絵を描けばいいんですか?
それと、今までのステップでメモに書いてきた通りに書かなくてはいけないのですか?」
ヒロ:絵は飾りですから、内容に関係のない絵でもなんでも構いません。各ステップで感じた気分を表現する絵とか絵文字的なものでも良いんじゃないですか。また、清書する文言は、各ステップで実際に書いた文言そのものである必要はありません。意味さえ変わらなければ構いません。逆に少し整えた方が良いと思います。簡素化しても、図表化してもOKです。
絵を描くのが好きな人に手伝ってもらっても良いですよ。
山田:「できました。こんな感じですね」
ヒロ:結構上手ですね。それでは次に、ヒロ曼荼羅の質問に答えてきます。今日はヒロさんが質問をしますね。
回答は今まで通り別紙に書いておいてください。
山田:「にゃん」
ヒロ:『改善目標は達成できましたか?』
山田:「達成率80%。1kg減量不足でした。」
ヒロ:『実現子自体の改善結果はどうでしたか?』
山田:「摂取カロリー減、については-200kcal/日。以前比7.5%の改善でした。
家に帰って惣菜を食べるだけで結構カロリーは抑えられましたね。
それとラーメン屋から定食屋に変えただけで昼食のカロリーも抑えられまた。」
ヒロ:ラーメン屋はメタボの友達ですからね。から揚げ定食は最高です。
山田:「消費カロリー増」については+120kcal/日。以前比4.7%の改善。
飲みに行かなかった日になるべく歩くようにしたり土日に歩き溜めをしたりして、自分としては一番頑張ったんですが。でも歩くことは体重を落とすため以外でも「健康に良い」ので「活動テーマ」に沿っていますのでこれからも続けていきます。ついでに出世もゲットしちゃいます」
ヒロ:達成感は人を積極的にするんですね。山田さんすごいです。
山田:「期間中のデータ取りの実積率」については
摂取達成率95% 消費達成率100% でした。
この指標に関しては今後続けていったとしても、達成率の変化は特別無いと思います。
摂取についての達成率95%と言うのは最初の頃に取り忘れることがあっただけで、2週間くらいたったころからは、双方のデータは100%取れていました
携帯のアプリに消費カロリーを自動的に計測記憶してくれるものがあるので消費カロリーは100%取れました。摂取カロリーに関しても、アプリがあります。これも使い慣れると簡単にデータが取れます。大体食べるものは決まってもいますので。
ヒロ:『指標好転行動=改善策の策定は適切でしたか?』
山田:以下は指標好転行動として設定した行動とその結果です。
改善策 | 改善目標 | 改善前 | 改善後 | 達成率 |
②飲み屋回数 | 可能な限り | 14回/月 | 9.3回/月 | (33.6%減)100% |
③好物制限 | 33%減 | 3回/週 | 1.8回/週 | (40%減) 121% |
④ビール制限 | ①33%減
②休肝日1日/週 |
1500mml/日
②休肝日0日/週 |
1200mml/日
②休肝日.5日/週 |
(20%減) 60%
(50%減) 50% |
歩く | 5.6万歩/週 | 3.3万歩/週 | 4.8万歩/週 | (45.5%増) 65% |
kcalデータ収集 | 毎日毎食分 | 摂取:0%
消費:0% |
摂取:95%/月
消費:100%/月 |
95%
100% |
これらの行動の達成度や行動実行度の多寡は「実現子自体の改善結果」と一致していますので、適切な設定であったと考えます。
ヒロ:『スケジュールの“具体的アクション”の設定は適切でしたか?
山田:「教えていただいたので結構簡単でした。『データ収集をする』ことの具体的アクションを考えていた時に気が付きました。『スケジュールの具体的アクション』は『指標を好転させる行動』の実現子と言う関係になっているんですよねHKMでは!?
ヒロ:その通りです。
「『設定した実現子を実現するための実現子が、指標の設定』で『指標を実現するための実現子が、指標を好転させる行動』です。そして『その行動を実現するための実現子が、スケジュールの具体的アクション』と言う関係になっているんですよ。
山田:それに気が付いた後は自信をもって設定ができるようになりました。
ヒロさんに教えてもらって頭では理解していたんですが、自分で経験して納得できました。問題解決手法の本質は『因果関係を連鎖させるゲーム』なんだって。これではお魚を切り身にして教えて頂いても理解はできませんね。
ヒロ:ニャン。人間は経験から学ぶんです。
By Hiro
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