ねこチャレ「どんなネコ?」

ネコ育チャレンジ 山田さんチャレンジ

◆チャプター4「どんなネコ?」

ヒロ:最初のステップは「どんなネコ?」と言うステップです。

副題がついています。

副題は「ネコはよく観ないとネコかどうかわからない」と言うんです。

山田:なんとなくミステリー調ですね。

ヒロ:質問です。山田さんが「問題」と思っている事はなんですか。レポート用紙になるべくきれいな字でできるだけ大きく問題を書いてください。

山田:はい。私が問題だと思っている事は、

「太っている」ということです。

ヒロ:・・・・ほほう。シンプルですね。良くわかります。

 

ヒロ:次の質問をします。「どのような事態・状況が問題ですか?」

山田:太っていることです。私の身長は170㎝で体重は85K g です。

ヒロ:確かにお腹はかなり丸いですし首は二重、いや三重アゴですね。お気楽そうな立派な肥満体ですね。

山田:前の健康診断のときに栄養士さんが私の標準体重をザっと計算してくれました。たしか計算式は『身長-100×0.9』でした。私の場合ならば標準体重63kgなんですって。22kgオーバーです。2リットルのペットボトルの水、11本分です。500mmlのビール缶だと88缶です。

ヒロ:割合にすると、約35%オーバーですね。35%オーバーとすると「山田さん3分の1以上は脂肪でできている」と言うことになりますね。

山田:ヒロさん。「ヒポポタマスおじさん」の件、根に持ってますか?

ヒロ:根に持ってませんよ。私もギャグで今度使ってみようと思っているくらいなんですから。ホイホイ~♪

 

ヒロ:次の質問です。「22kgオーバー、率にして35%オーバーが、どうして問題ですか?」

山田:「中度肥満なので」

ヒロ:「それって、22kgオーバーと35%オーバーを言い換えているだけですよ。言い換ええいるだけだと問題の具体化が進みません。問題の具体化が進むような答えを少し考えてください。もう一度お聞きしますね。22㎏オーバーで35%オーバーがどうして問題なんですか?」

山田:「生活習慣病に片足を突っ込んでいるのが問題です」

ヒロ:ほ~。結構ナマナマシイですね。でもまだ片足で済んでいるのが幸いです。

山田:何とかしないと今年中には両足を突っ込む可能性が高そうです。

 

ヒロ:質問します。「その問題は何時からあったのですか?」

山田:「今年の健康診断で栄養士さんに言われたんで、今年からかもしれません。」

ヒロ:「じゃぁ、去年は問題が存在していなかったんですか?」

山田:「意識していなかっただけで、3年くらい前ならまだ大丈夫だったかもしれません」

ヒロ:「じゃぁ、問題は2年目くらい前から在ったという感じですね」

山田:そうでうね。四十を過ぎてから毎年1kgくらいずつ太ってきてはいたんですが、急激に太ってきたのはこの3年くらいなんです。毎年ぶくぶくと。部長になったストレス太りかもしれません。

ヒロ:ストレスにはカロリーが無いんでストレスだけではないような気がしますけど。

山田:ヒロさんって結構鋭いですね。

ヒロ:ニャァゴ。

 

ヒロ:山田さん。「それは誰にとっての問題ですか?」

山田:「山田の問題です」。いや待てよ。私が成人病で死んじゃったら家族も大変ですよね。じゃ家族みんなの問題かもしれません。いや、保険金が貰えるから、家族は大丈夫かな。そうすると私の家族とっても価値は保険金より低いと言うことになりますよね?

ヒロ:それはまた別の話だとおもいます。

でも、ご家族の方はきっとみなさん山田さんのことが大好きだと思いますよう。保険金なんかより、山田さんが元気で働いている方が喜びますよ。だから「山田家の問題」と言うことにしておいたらいいと思いますよ。

山田:ヒロさんっていい人ですね。

 

ヒロ:「その問題『生活習慣病に片足突っ込んでいる』と、どのような不都合があるんですか?」

山田:「定年まで体が持たない可能性があるので」

ヒロ:「定年まで体が持たないと、どんな不都合があるんですか?」

山田:「働けなくなって、生活が出来なくなるから、かな」

ヒロ:なるほど~。だんだん問題の中身がみえて、問題が明確になってきましたね。

山田:だんだんと深刻になってきました。なんだか息苦しいような・・・。

ヒロ:私も山田さんが他人とは思えない体形なんで、私も心配になってきました。

 

ヒロ:「それじゃ、今『問題』についていろいろ考えた事を考え併せて、もう一度山田さんの「問題」考えてください。そして考えた内容を紙に書いてください。

一度目の定義のままでも良いですし、変更しても構いません。

山田:「健康を害するくらい太っている」

ヒロ:具体的になってきましたね。

 

ヒロ:質問です「問題が解決するとどのような良いことがあるのですか? 」

山田:「健康で定年まで働ける」

ヒロ:なるなど。そりゃそうですね。これが山田さん問題に対する「問題解決目標」と言う事ができますね。

 

ヒロ:それでは次の質問。「どうすれば問題は解決できると思いますか?」

山田:「摂取カロリーを減らして、消費カロリーをふやす」

ヒロ:論理的ですね。

山田さん、これで第一ステップの終了です。山田さんのネコはどんなネコでしたか?

山田:私のネコはわたしが今まで思っていたより大きいネコでした。しかも赤信号の模様が有るようなネコです。

ヒロ:にゃるほどにゃ~。

つづく

By Hiro

 

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