美咲ちゃんはネコを逃がさない

HKM例題集 第1話 ネコ

 

◆チャプター18「美咲ちゃんはネコを逃がさない」

ヒロ:素晴らしいですね。お父さんとお母さんも喜ぶと思います。美咲ちゃんは親孝行ですね。

ヒロ:それじゃ次のステップにきましょうね。

美咲ちゃんは今回の問題解決活動を通じて色々な成果を得ることができました。この効果を今後も維持出来たらうれしい事ですし、金額換算した金額が現実のものになりますよね。だから今回のネコ育活動の成果を逃がさないようにする対策を考えておきましょう。

成果は大きく分けて二つありました。

1つは、美咲ちゃんが「問題解決手法」を学んだこと。
2つめは、広田君が三崎家を以前より訪問するようになったこと、ことです。

この2つの効果を逃がさないようにチャンと捕まえておくには、今回やった行動を日頃の生活の中で「日常化」すればいいんですよ。

日常化すれば成果を発生させた行動を、ルールとして生活として行っていくことになりますので成果をちゃんと捕まえておく事ができるんです。

美咲:なるほど。良いようなかんじですね。例えば「日常化」って具体的にどんな感じなんですか。

ヒロ:効果を維持できる行動を日常生活をする上でのルール化をするんです。例えば「お母さんに感謝をする気持ちを表す」と言う行動を維持するために「母の日を決める」「母の日にはカーネーションをおくる」とか、ご飯を食べる時に必ず手を合わせて「いただきます・ごちそうさまでした」を言うというようなことです。

美咲:なるほど。分かりました。それならば「問題解決手法を学んだこと」の日常化は結構簡単ですね。

問題解決手法って、わたしの「学校の成績を上げる事」とか「○○の大学に合格したい」とかにも使えますよね。問題解決方法なんですもの。

わたしは悩み多き高校時代の真っただ中にいますので、問題はあり過ぎるくらいいっぱいあります。だからHKMを使う機会だらけです。考えてみると「高校生をやっている」と言いうことはそれ自体「日常化」の方法のようなものですよね。

今までは問題解決の方法なんて知らなかったので使わなかっただけなので、これからはどんどん使って問題を解決していって楽しい人生を自分で作っていけるようにします。

だから「問題解決手法を学んだこと」の日常化は

ネコ育をいろんな問題に普段使いする

②ネコ育ノートを1週間に一回、3か月間読み返す

③たまにヒロさんを呼び出す

の3つにします。

 

美咲:今回の問題解決活動の成果の2つ目の

「広田君が三崎家に以前よりも来るようになった」の日常化は、

①回覧板がまわってくる日にはお家にいるようにする

ネコの集会についての情報を集めて広田君とネコ談義をする機会を維持する

の2つにします。

広田君が家に来る理由の1つは、以前と同じように「回覧板をウチに持ってくる」ことです。

もう一つの理由は、わたしとネコ談義をしに来ます。

これは「広田君に対する質問票」がキッカケになりました。広田君にネコの好みを聞きたいと思って質問票を5枚も作ったんですが、質問票を作る前提としてネコのことを色々調べました。質問票を広田君に渡したら広田君はネコに詳しくて、わたしとネコ談義をするようになったんです。特に広田君の食いつきが良いのは「ネコの集会」についての話なんです。ですからネコの集会ネタを調べてネコ談義をする機会を作っていきます。

ヒロ:ネコ談義ですか。なんとなくシブい趣味ですね。

つづく

By Hiro

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