セクション4「日本で言ってやれ!感情は伝わる!その3」

ねこチャレ:ヒロさんニューヨークに住む

【前回】トイレに隣の奴の仲間が入ってきました。そいつらは何か二言三言叫びあってから、ひろさんのトイレの扉を激しくノックしました”ドンドンドンドン“ ”ドンドンドンドン“。そして開けろと叫んでいます。

ひろさん危うし(ドキドキ)

 

「言ってやれ!日本語で言っても感情は伝わる! その3」

トイレに隣の奴の仲間が入ってきました。そして、そいつらは何か二言三言叫びあってから、ひろさんのトイレの扉を激しくノックしました。

ドンドンドンドン“ ”ドンドンドンドン“

そして開けろと叫んでいます。

ひろさんは思わず叫び返しました。

 

“じゃかましい! われ、なにいっとんじゃ! しばくぞ!” 

 

注:ひろさんはガラが悪いというわけではなく、平均的な大阪人と言うだけです。

たぶん大阪人の男性の90%、女性の50%は普通に使う言葉です。大阪では幼稚園の年中さんくらいからは使う表現です。関東弁で言うと「うるさい。お前何言ってんだよ。いい加減にしろよ」と言う感じです。ホントです。

 

こういうことを書くと勇ましい感じがするのですが、ひろさんはこのときズボンを太腿のあたりまで下げ、おしりを出している状態です。少し情けないような、言葉とミスマッチな状況です。

そしたら、そいつらは少し黙りました。が、次の瞬間、トイレによくある「清掃中です」と言う黄色い看板をトイレの扉の上の方からトイレの中に投げ入れるような気勢を示しました。ひろさんは瞬間的に、便器から半立ちになって、トイレの扉を割れるくらい(アメリカのトイレの扉はステンレス製が多いので割れることはないですが)強さでガンガンと殴ってやりました。そして、

殺すぞ! ボケ~!

と言ってやりました。

 

注:「殺すぞ! ボケ!」も日常会話で頻繁に使います。会話のリズムを整える意味もあります。

「殺すぞボケ」を関東弁で言うと、「やめろよ! ばかやろう!」です。

 

そして日本で緊急事態時のシュミレーションをし、発音練習してきた言葉、「Police!を3度、大きな声で連呼しました。

相手は黙りました。そして、ひろさんをなだめるように「OK OK」といました。

そこでもう一回、特大の

Police!

を叫んでやりました。

奴らは、走ってトイレを出ていきました。

 

ひろさんは、急いでおしりを拭いて、パンツとズボンをはいて、身構えながらトイレの個室の扉を開けました。奴らはいませんでした。

「よかったぁ」と安心しつつ、アメリカトイレ格言「1」を思い出しました。

「トイレがあったら、とりあえず行っておけ」

ひろさんは、安堵と勝利のオシッコすましてからトイレを出ました。

 

トイレの出口を出ると、入り口から5mくらい離れたところから、男女の駅員が「are you ok?」

と聞いてきました。

I’m OK. Thanks と答えました。

そしてトイレを離れようとしたら、トイレの付近にいた黒人、身長2m、体重100㎏くらいの薄汚れた感じの50過ぎくらいの奴が、「you are young man」とひろさんに言いました。

そいつは、改札口の内側に立っていて、改札を通る人に 「どこに行くんだい?」「どこの国からきたの?」「アメリカにようこそ」「地下鉄はこっちだよ」等とフレンドリーに話しかけていたやつです。ひろさんは改札を入りながらそいつを見ていて、「案内ボランティアみたいな人だろうな」と思っていた奴です。

You are young manと言う声を聞いたと時、ひろさんは瞬間的にわかりました。

こいつはさっきのトイレ襲撃の時に「後から入ってきた片棒」だ、って。

だからひろさんは、にらみつけながら言ってやりました。

I’m a strong man!

こいつは、改札でカモを物色し、トイレの中で待っている奴に教えて、トイレマンが中で犯行を行っている間は監視役をしていたんですね。きっと!

と言うわけで、ひろさんは何とか緊急事態を回避できました。

 

これがひろさんの「ニューヨーク危険」の初体験です。

ね! 日本語でも感情は十分に伝わります。

ひろさんが黙っていたら、きっと「20ダラース」「50ダラース」とか言ってきて、お金を取られたはずです。

「怒っているぞー」「黙ってやられてなんかいないぞー」っていう感情を伝えればいいんです。

日本語で怒鳴り返すときには、大阪弁でなくても大丈夫です。九州弁でも東北弁でも大丈夫です。どうせ相手に内容は通じませんから。

なんならば、野菜の名前でも、駅名でも大丈夫だとおもいます。怒っている口調で言えば、感情は伝わります。

こんな感じです。

悪いやつ:扉をドンドン!  なに人の話を聞いてやがるんだ。詫び入れろよ。

あなた:だいこん、なす、はくさい、かぼちゃ!(うるさい。あっちへ行け)

悪いやつ:ドンドンドン! 10ドルで勘弁してやる。扉の下からこっちに金を出せ!

あなた:御徒町、神田、池袋!しぶや、しぶや!京橋、梅田!(ふざけるな!警察呼ぶぞ)

ポリース!ポリース!

 

え? 「ひろさん1回だけの体験でそこまで言って大丈夫!? 本当に日本語で怒鳴り返して効果があるの?」ってですか?

1回じゃないです。

この後に数回この様な経験をするんです。それは次回におはなししますね。

つづく

By Hiro

“セクション4「日本で言ってやれ!感情は伝わる!その3」” への 1 件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です