セクション6「自由の女神行きフェリーに注意!」

ねこチャレヒロさんニューヨークに住む」

こんにちは。
ヒロさんです。今回は、ヒロさんの新しいニューヨーク格言をご紹介します。
格言その1の「言ってやれ!感情は日本語でも通じる!」に続く第2弾です。

【ヒロさんのニューヨーク格言その2】

「知らない奴には笑顔を見せるな。怒りぎみに話をしろ!」

ニューヨークではニコニコしていると付け込まれるんです。

少し考えてみれば簡単にわかることです。
知らない国の街中で、どこから見てもアジア人観光客と分かるあなたに話しかけてくる人って、どんな人がいるでしょうか。

  • 偶然ニューヨークに来ていた。あなたの友達や家族や知り合いでしょうか。
  • あなたが何か落とし物をして、「落としましたよ」と親切に声をかけてくれる人でしょうか。
  • あなたが何か困っていそうなので、親切心で、あなたに手を差し伸べようとする人でしょうか。
  • それとも、英語を母語としない、旅行者とわかるアジア人を、だましてお金を取ろうとしている人でしょうか。
    間違いなく99%は一番最後の人か物乞いの浮浪者です。

私たちをカモにしようとする奴にとって一番都合がいいのは、
危険な環境にない国から来た警戒意識の希薄な人間で、
英語を母語しないで英語を使うことができない人間で、
英語が分からないと、なんでもyesと言う人間で、
普段からNOと言う習慣が無い人間です。

そうです、日本人であるあなたです。

彼らが苦手なのは、
NO!  と言う人間です。
理不尽だと思えば、自分の母語で怒る人間です。

こんなことがありました。
アメリカに来て2日目は、生活をするための環境整備を行いました。近くのグロッサリーストア巡り、ドラッグストア巡り、リカーショップ巡り、レストラン、ベーカリー、ビザショップやハンバーガーショップの探索を行いました。それらのお店で生活するのに必要なもの、トイレットペーパー、洗剤からビールやお水などを買いそろえました。
なんと歩いた距離は10時間で20㎞になりました。
疲れたおかげで、2日目の夜はぐっすり眠り、翌朝5時30分に起床。

アメリカ3日目。マンハッタンのダウンタウン(マンハッタンの先っぽの方)の探索に出かけました。
ヒロさんもワンちゃんも金融に興味があります。ほんのわずかながら株式投資もしていることもあり、ウォールストリートにNY証券取引所を見にいきました。中に入ろうとして正面入り口に行ったら「入ることはできない」と断られました。でもせっかく来たんですからちょっとでも見たいと思い、迷ったふりをして従業員入り口から中に入ろうとしたんですが、警備員に見つかって帰されました。
治安が悪いんですかね。東京証券取引所はだれでも記帳すれば入れるんですけどね。

お昼時になったので、近くのマクドナルドでダブルチーズバーガーの「コンボ」(コンボと言うのは日本で言う、「セット」の事です)を食べて、それから、ひろさんくらいのおじさんはみんな大好きな、自由の女神を見に行くことにしました。
自由の女神は、リバティー島というマンハッタンの南海上約2㎞くらいのところにある島に立っています。
ですから自由の女神を間近に見ようと思ったら、フェリーに乗ってリバティー島に行く必要があります。
自由の女神の観光は、自由の女神は立っている台座になっている建物に入場して、女神の内部を見たり、象の中から海を見たりすることが中心です。
つまり、自由の女神を見学するには、フェリーチケットと入場チケットを購入することが必要になります。お金が動くところにはおかけをだまし取ろうとする奴がいます。
そうなんです。

このリバティー島へのフェリー乗り場はペテン師の狩場なんです。

リバティー島に上陸できるフェリーは、ニューヨーク市が運営しているんですが、
市とは何の関係もないフェリー屋さんがいるんです。

観光ガイドには体験談として欄外とか、すみっこの方に、「上陸しないフェリーに乗せられて30分クルーズして帰ってきました。40ドルも取られました」くらいの記事しか載っていません。

でも、これが結構「本格的かつ大がかり」にペテンをやっているんですよ。

自由の女神フェリー乗り場案内本当のフェリー乗り場は、バッテリー・パークと言う公園の先端にあります。ですから公園の入り口からフェリー乗り場までは15分くらい歩く必要があるんです。でもその間に、案内表示が「2つ」しかありません。しかもその案内板は、70㎝四方くらいで、地味で目立たない看板(写真)なんです。しかも設置位置は歩道の横の目立たない場所なんです。多分、この看板を見つけられる人は30%くらいだと思います。

ですからみんな、「らしい人」の歩いていく方にぞろぞろと確信のないままに歩いていくことになります。

その経路上に、ニューヨーク市警のようなお揃いの制服を着た男女10人~15人くらいのペテン師チームがいるんです。そしてそのチームのメンバーが、観光客に「自由の女神を見に行くんだな?」と、大きな、威圧的な声で質問をしながら近づいてくるんです。いかにも「警官が自由の女神見学に対する規制や誘導をしている」という高圧的な感じで近づいてくるんです。そして正面に立って道をふさいでまた質問をしてくるんです。

ペテン師:「自由の女神にいくんだな?ペラペラペラ・・・・ペラペラ!自由の女神?」

観光客 :「・・・・?・・・yes」

ペテン師:「フェリーのチケットは持っているか? ペラペラペラ・・・・!フェリーチケット?」

観光客 :「??・・・フェリーチケット・・・かな?・・・no」

ペテン師:「じゃあそこでフェリーのチケットを買って、フェリーに乗れ」

ペテン師B:「カモーン」

観光客 :「OK」

その後観光客は、ペテン師が用意しているフェリーに乗って、リバティー島の近くまでいってリバティー島に上陸しないで(上陸できない)帰ってくるということになるみたいです。

実は、ペテン師は「フェリーにのって、自由の女神を“海上から見るツアー”を売っているんです。

警察がペテン師を逮捕しないのは、彼らが彼等のツアーの購入者に、「早口で、聞き取りにくい発音で」自分たちのツアーの内容をちゃんと説明しているからだと思います。

観光客は彼らの説明が理解できないのに、自分たち理解出る英語だけをもとに、「yes」、「no」と意思表示をしてしまっているのがもとで、だまされることになります。

女神像とマンハッタン

女神像の奥に見えるのはマンハッタン島のダウンタウンです。

ヒロさんとワンちゃんがバッテリーパークに歩いているとヒロさん達にも声をかけてきました。180㎝100㎏くらいの黒人が「ほら違反者を見つけた」みたいな雰囲気を演じながら、大きな声で威圧的に声をかけてきました。
「お前ら自由の女神を見に行くんだな!?」

ヒロさんはペテン師の情報は持っていましたし、チケットはすべてワンちゃんがネットで事前に手配していました。それにジャマイカ駅、ホーボーケン駅での経験もありましたので、

相手をにらみつけながら、「お前らの手口は分かっているよ」と言う雰囲気を思いっきり出しながら、ゆっくり言ってやりました。

「ノーー サンキューー!  もういいよ。」

相手は、目を伏せて「サンキュー」と小さい声で言って、次のカモのところへ行ってしまいました。

ワンちゃんは「威圧感があって怖かったな~。でもきれいに撃退できたね」と、曇りのち晴れのような感想を言っていました。

ヒロさんは「やっぱりだね」と勝利感がありました。

【ニューヨーク格言その2】

「知らない奴には笑顔を見せるな。怒りぎみに話をしろ!」

の出来上がりです。

その場で2分~3分ペテン師らの仕事を見ていました。ニューヨーカーらしい人たちは、無視して通り抜けていました。でも割りとたくさんの人たちは、だまされていました。

ヒロさんは日本人がいれば助けてやろうと、みていましたが、日本人は見当たりませんでした。

つづく

By Hiro

セクション5「本日2件目の事件発生です」

ネコ育チャレ:ひろさんニューヨークに住む

◆セッション5「本日2件目の事件発生です」

どうも。ひろさんです。

前回は、ひろさんとワンちゃんがジャマイカ駅と言うところで、黒人の2人組に仕掛けれられニューヨークの危険体験をお話しました。

正確に言うと、ワンちゃんがトイレから出て行ったところをひろさんが襲われたので、ワンちゃんは襲われてはいません。

と言うことで、今回も同じような「経験」の話をします。

今回の事件は、3時間前の「トイレ強盗未遂事件」の経験を生かすことができたおかげで、難なくクリアできました。

「3時間前の経験を生かすことができた」ということは、そうです、

同じ日に同じような経験をもう一度したんです。

でも2回目はジャマイカ駅事件のような身の危険を感じるような程度ではありませんでしたが、ひろさんのニューヨーク格言

「言ってやれ! 感情は日本語でも通じる

の有効性を立証できる出来事ではありました。

ひろさんとワンちゃんは、ニューヨークシティ・マンハッタンとハドソン川を挟んだ対岸の街にアパートを借りました。そこはニュージャージー州のホーボーケンと言う街です。

ひろさん達はこのアパートに入居するために、貸主のダウさんという人と15時にアパートの前で会う約束をしていました。

マンハッタンの交通のハブステーションの1つであるペンシルバニア駅(この駅の上に、かの有名なマジソンスクエア―ガーデンがある)に到着したのが11時頃。

地下がペンシルバニアSTです。地上はマジソンスクエア―です。。駅の周辺はまさにニューヨーク!です。テレビで見たそのままのニューヨークです。周りをすこし歩いて「キタ~!アメリカにきた~!」という感じで、ジャマイカ駅で少し憂鬱になっていた気分が吹っ飛びました。

気が付けば12時を少し回ってお腹も空いてきました。

当初はペンシルバニア駅の辺で昼ご飯を食べてからニュージャージーに向かう予定でしたが、ニュージャージーに行ってから昼食をとることにしました。
というのは、持っているゴロゴロバッグが邪魔な事が一つ。
もう一つは、切符を買うのに手間取ったり、地下鉄を間違えたりして、約束の時間に遅れない用心のためです。ひろさん達は、ニューヨークに「住む」ためにアメリカに来たので、ニューヨークでは公共交通機関で移動をし、タクシーはどうしようもない場合にだけ使うことと決めていました。

案の定、切符を買うときに少し手間取りましたが13時前にホーボーケン駅に着くことができました(何にもトラブルが起きなければ、通常は30分で着ける距離です)。
ホーボーケン駅は古い駅でした。地下鉄の駅なので地上には階段を上がるのですが、その階段は、ひろさんが借りたアパートに行く側にでる方と、反対側にでる方の2つしかありませんでした。
階段は狭くて、急こう配で、ひろさんは重くて大きなゴロゴロバッグを待ちあげながら地上に出ました。
駅前の歩道はレンガを敷き詰めて作っているものでしたが、その敷いているレンガがデコボコでゴロゴロを引っ張るには不向きな歩道でした。Googleの地図を思い出しながら駅からアパートに向かおうとした時でした。
駅の壁にもたれかかっていた白人、身長190㎝くらい体重は90㎏くらいの、なんかシャブ中のような奴がふらふらした感じで近寄ってきました。
どこから来たんだ?
チャイニーズか?
金くれよ、って言ってきました。

ひろさんは、ジャマイカ駅の事があるので、気分は戦闘モードに入っていました。
ひろさんは相手をにらみつけて言ってやりました。
「あっちに行け。ばかやろう!」
*ひろさんが関東弁でお話ししていますので、まだ余裕があります。トイレのような隔離された場所でもありませんので、ジャマイカ駅に比べれば危険性はかなり低い場面でした。第一この時はトイレではないので、ひろさんはちゃんとズボンをはいていましたので(笑い)その分の余裕もありました。

そしてワンちゃんを促してその場を離れました。
そいつは、追ってきませんでしたので、この事件はそれで無事に終わりました。
ワンちゃんは平和主義者で、体も細いのですが、身長は185㎝あります。底の厚いレインスニーカーを履いていましたので190㎝くらいにはなっていたこともよかったのかもしれません。

ひろさんは、「やっぱりな」と「黙ったら負け。日本語言ってやれ!」は効果がある、と実感しました。実感はしたんですが、確信までには至りませんでした。
確信に変わるのは、実は「数日後」のことなんです。

つづく

By Hiro

セクション4「日本で言ってやれ!感情は伝わる!その3」

ねこチャレ:ヒロさんニューヨークに住む

【前回】トイレに隣の奴の仲間が入ってきました。そいつらは何か二言三言叫びあってから、ひろさんのトイレの扉を激しくノックしました”ドンドンドンドン“ ”ドンドンドンドン“。そして開けろと叫んでいます。

ひろさん危うし(ドキドキ)

「言ってやれ!日本語で言っても感情は伝わる! その3」

トイレに隣の奴の仲間が入ってきました。そして、そいつらは何か二言三言叫びあってから、ひろさんのトイレの扉を激しくノックしました。

ドンドンドンドン“ ”ドンドンドンドン“

そして開けろと叫んでいます。

ひろさんは思わず大声で叫び返しました。

“じゃかましい! われ、なにいっとんじゃ! しばくぞ!” 

注:ひろさんはガラが悪いというわけではなく、平均的な大阪人と言うだけです。たぶん大阪人の男性の90%、女性の50%は普通に使う言葉です。大阪では幼稚園の年中さんくらいからは使う表現です。関東弁で言うと「うるさい。お前何言ってんだよ。いい加減にしろよ」と言う感じです。ホントです。

こういうことを書くと勇ましい感じがするのですが、ひろさんはこのときズボンを太腿のあたりまで下げ、おしりを出している状態です。少し情けないような、言葉とミスマッチな状況です。

そしたら、そいつらは少し黙りました。が、次の瞬間、トイレによくある「清掃中です」と言う黄色い看板をトイレの扉の上の方からトイレの中に投げ入れるような気勢を示しました。ひろさんは瞬間的に、便器から半立ちになって、トイレの扉を割れるくらい(アメリカのトイレの扉はステンレス製が多いので割れることはないですが)強さでガンガンと殴ってやりました。そして、

殺すぞ! ボケ~!

と言ってやりました。

注:「殺すぞ! ボケ!」も日常会話で頻繁に使います。会話のリズムを整える意味もあります。
「殺すぞボケ」を関東弁で言うと、「やめろよ! ばかやろう!」です。

そして日本で緊急事態時のシュミレーションをし、発音練習してきた言葉、「Police!を3度、大きな声で連呼しました。

相手は黙りました。そして、ひろさんをなだめるように「OK OK」といました。

そこでもう一回、特大の

Police!

を叫んでやりました。

奴らは、走ってトイレを出ていきました。

ひろさんは、急いでおしりを拭いて、パンツとズボンをはいて、身構えながらトイレの個室の扉を開けました。奴らはいませんでした。

「よかったぁ」と安心しつつ、アメリカトイレ格言「1」を思い出しました。

「トイレがあったら、とりあえず行っておけ」

ひろさんは、安堵と勝利のオシッコすましてからトイレを出ました。

トイレの出口を出ると、入り口から5mくらい離れたところから、男女の駅員が「are you ok?」

と聞いてきました。

I’m OK. Thanks と答えました。

そしてトイレを離れようとしたら、トイレの付近にいた黒人、身長2m、体重100㎏くらいの薄汚れた感じの50過ぎくらいの奴が、「you are young man」とひろさんに言いました。

そいつは、改札口の内側に立っていて、改札を通る人に 「どこに行くんだい?」「どこの国からきたの?」「アメリカにようこそ」「地下鉄はこっちだよ」等とフレンドリーに話しかけていたやつです。ひろさんは改札を入りながらそいつを見ていて、「案内ボランティアみたいな人だろうな」と思っていた奴です。

You are young manと言う声を聞いたと時、ひろさんは瞬間的にわかりました。

こいつはさっきのトイレ襲撃の時に「後から入ってきた片棒」だ、って。

だからひろさんは、にらみつけながら言ってやりました。

I’m a strong man!

こいつは、改札でカモを物色し、トイレの中で待っている奴に教えて、トイレマンが中で犯行を行っている間は監視役をしていたんですね。きっと!

と言うわけで、ひろさんは何とか緊急事態を回避できました。

これがひろさんの「ニューヨーク危険」の初体験です。

ね! 日本語でも感情は十分に伝わります。

ひろさんが黙っていたら、きっと「20ダラース」「50ダラース」とか言ってきて、お金を取られたはずです。

「怒っているぞー」「黙ってやられてなんかいないぞー」っていう感情を伝えればいいんです。

日本語で怒鳴り返すときには、大阪弁でなくても大丈夫です。九州弁でも東北弁でも大丈夫です。どうせ相手に内容は通じませんから。

なんならば、野菜の名前でも、駅名でも大丈夫だとおもいます。怒っている口調で言えば、感情は伝わります。

こんな感じです。

悪いやつ:扉をドンドン!  なに人の話を聞いてやがるんだ。詫び入れろよ。

あなた:だいこん、なす、はくさい、かぼちゃ!(うるさい。あっちへ行け)

悪いやつ:ドンドンドン! 10ドルで勘弁してやる。扉の下からこっちに金を出せ!

あなた:御徒町、神田、池袋!しぶや、しぶや!京橋、梅田!(ふざけるな!警察呼ぶぞ)

ポリース!ポリース!

え? 「ひろさん1回だけの体験でそこまで言って大丈夫!? 本当に日本語で怒鳴り返して効果があるの?」ってですか?

1回じゃないです。

この後に数回この様な経験をするんです。それは次回におはなししますね。

つづく

By Hiro

セクション3「日本語で言ってやれ!感情は伝わる! その2」

ねこチャレ:「ひろさんニューヨークに住む」

前回

JFK国際空港に着いて、エアトレイン(空港の各ターミナルから各方面へのハブステーションに通じる無料電車)に乗って、そのジャマイカ駅と言う、ハブステーションに着いた時の話です。

この駅でマンハッタン行きの電車に乗り換えようとしたときに、ひろさんは仕掛けられました(ドキドキ)。

第三話「言ってやれ!日本語で言っても感情は伝わる! その2」

ジャマイカ駅の存在する路線は「インターナショナル路線」と言われ、マンハッタンを出ると、その路線の界隈は駅ごとにいろいろな国からの移民が暮らす街になっています。そしてマンハッタンを出発して5分ていど走ったところから、街の雰囲気も電車の中の雰囲気も悪くなってきます。どのくらい悪くなってくるのかを理解していただくのに、ホテルの値段が一つの目安になると思います。
この路線界隈のホテルの値段は、マンハッタンに比べて半額程度のホテルしかありません。ジャマイカ駅のあたりでは、ツイン/ダブル一部屋(つまり宿泊者は2名)で8000円くらいのホテルが主流です。2人で1万円以上のホテルは少ないです。ここはニューヨークシティです。ニューヨーク州の田舎の方ではありません。タイムズ・スクエア―から電車で20分弱の場所です。

エアトレインを降りて、ジャマイカ駅でマンハッタンのペンと言う駅に行くためには地下鉄かロングアイランドレールロード(LIRR)を言う電車に乗り換える必要があるんです。

ここの駅の券売機はメチャクチャ混雑するんです。理由は3つです。

  • ひろさんたちのような外国人やアメリカの他の州からの観光客が押し寄せること
  • 地下鉄と電車があって、どの券売機がどっちのものか明確でない事
  • 券売機の操作方法がわかりにくく、しかも、券売機のカードの読み取り精度が悪いこと(アメリカはクレジットカード社会です。切符もクレジットカードで買うのが主流です)。

です。

話を進めます。
ひろさんたちはこの券売機の試練を、ワンちゃんの英語力で何とかクリアして目指す改札を入りました。改札を少し過ぎたところにトイレがありました。このトイレで事件は起きました。
アメリカでは日本のようにトイレがどこにでもあるわけではありません。ですのでアメリカでは、
「トイレがあれば、とりあえず行っておく」(トイレ格言1)ことが大事なんです。
そうしてもう一つトイレに関して大事なことがあります。それは、
「危険! 公衆トイレには行くな」(トイレ格言2)です。

駅のトイレは公衆トイレのようなものです。でも、トイレは駅の改札から10mほどのところにあり、改札付近には駅員がたくさんいました。
そこでひろさんは、トイレ格言「2」は適応場面ではない!と日本人の危機意識の希薄さから判断し、トイレ格言の「1」を実行することにしたのです。
ひろさんとワンちゃんは2人でトイレに入っていきました。ワンちゃんは「小」。ひろさんはついでに「大」です。
事件は、ワンちゃんがトイレを出て行った後に起こりました。

アメリカ格言「1」「アメリカでの行動単位は最低2人」が担保されなくなった状況が発生した直後です。

大の個室は2室ありました。ひろさんのお隣は誰かが入っていました。
ワンちゃんが出て行ったあと、隣の奴は誰かと携帯で話しをはじめました。
20秒くらいすると隣の奴がひろさんが入っている個室の壁をノックしました。ひろさんは知らんぷりをしました。そうしたらさらに隣の奴はノックをしてきました。「お金をこっちの個室にスライドしろ」みたいなことを言っています。そこでひろさんは言いました。

I am Japanese. I don’t understand English.

トイレに隣の奴の仲間が入ってきました。そいつらは何か二言三言叫びあってから、ひろさんのトイレの扉を激しくノックしました”ドンドンドンドン“ ”ドンドンドンドン“。そして開けろと叫んでいます。

ひろさん危うし(ドキドキ)

つづく

By Hiro

セクション2「日本語で言ってやれ!感情は伝わる! その1」

ねこチャレ:ひろさんニューヨークに住む

第二話「言ってやれ!日本語で言っても感情は伝わる! その1」

 

英語が「聞き取れない、話せない」からといって、黙って、にこにこしていたらバカにされるし、カモにされます。

「マナーが良いこと」と「自己主張をしないこと」は同じではありません。

マナーが悪いことと、自己主張を「すること」もイコールではありません。 (さらに…)

セクション1「ヒロさん ニューヨークに住む」

HKM:ねこチャレ:コーヒーブレイク

皆さん、こんにちは。

1か月のご無沙汰です。実はこの1か月ヒロさんはニューヨークに行っていました。当然にPCは持っていたんですが、向こうからwebの更新ができなかったんです。その結果、約1か月のご無沙汰になってしまいました。
ヒロさんがどうしてニューヨークに行っていたかと言うと、実は
「住んできた」んです。 (さらに…)

ねこチャレ:最終回「ルフィーは改心を誓った」

HKM:ネコ育チャレンジ

「同じ攻撃」の「繰り返し」と言うのは、何とも恐ろしい、何の価値もない、時間の浪費行動だと言うことなんですね。
しかも、視聴者の時間も同時に浪費させてしまわせていると言う、極悪非道な行為だったんですね。
なんと恐ろしい。
ワンピース拷問であるだけではなく、
極悪非道でもあったんです! (さらに…)

ねこチャレ「経験学習・デリバすっげぇ~」

HKM ネコ育チャレンジ:「ワンピース長すぎる問題チャレンジ」

水戸黄門の構成割を参考にしてワンピースの「〇〇編全体」の構成割を考えると、12週で一つの「~編」が完結することになります。

セクション10「経験学習・デリバすっげぇ~」

ルフィー:すんげえ早さだな。これでやってたら年くらいでオレは海賊王になってたんじゃねえのか!?

ヒロ:はい。そうすると今頃ルフィーさんは処刑台で処刑され「伝説の海賊王」になって天国にいると思います。 (さらに…)

ねこチャレ「ルフィー、標準行動を教えてもらう」

HKMネコ育チャレンジ:「ワンピース長すぎ問題チャレンジ」

ヒロ:デリバレイトプラクティスの「少しずつ負荷をあげる」と言う程度は、「背伸びをすればできる」「上級者に助けてもらえばできる」程度の負荷です。

今の実力から離れすぎていると効果はありません。

ルフィー:ふ~ん。解ったような、解んないような。ま、いいや!

「標準行動」だけ教えてくれよ。  (さらに…)