ねこチャレ「ネコはヒゲとシッポでできている」

◆チャプター9「ネコはヒゲとシッポでできている」

ヒロ:このステップは、前ステップすなわち「5.ネコ測定」で策定した「具体的実現目標」を達成するための実現子を考えるステップです。2つ以上の実現子を考える必要があります。

実現子とは「5.で策定した『具体的実現目標』を達成させるための要因」です

山田:実現子ってオタマジャクシ的でなんかかわいい言葉ですね。

つまり、具体的実現目標を実現するためには「何をすれば」いいのか?ってことですよね。

ヒロ:具体的な行動ではなく、どんな「項目を検討すればいいのか」を考えます。

例えば「ネコをかわいくする」だったら「行動」「見た目」「声」「体形」みたいな感じです。

山田:なんとなく分かった気がします。

ヒロ:言葉にすると難しそうですが実際やってみれば簡単です。HKMでは失敗にも重要な意味があります。お気楽にやってみて下さい。

山田:はい。

ヒロ:それでは、山田さん。「健康GETをできそうなすごい男、山田さん」を実現するための実現子を「2つ以上」考えてください。

山田:体重を減らすということなんで、最初のステップでされた「どうやったらばその問題は解決すると思いますか」と言う質問の答えである「摂取カロリーを抑えて、消費カロリーを増やす」と言うのが論理的には間違いの無いことだとは思います。ですから、実現子の1つとしては「摂取カロリーを減らす」ことであり、実現子の2つ目として「消費カロリーを増やす」でいいと思います。実現子はこの2つです

ヒロ:2つの実現子は論理的に納得的であり私も間違いないと考えます。でもこれだけで良いんでしょうか? 他にはありませんか。

山田:「でも最初のステップで、「どうやったら解決するか」と言う質問で、出した答えですし。

どうやってカロリー摂取を抑えるかって言う「内容」を書くって言うことでしょうか?」

ヒロ:「『どうやって』と言う『具体的な部分=具体的アクションレベルでの実現子』の話はこの後のステップで出てきます。ここでの実現子は言わば『検討対象項目』と言うもっとざっくりしたものでOKです。

また、ここでの実現子は、問題の明確化ステップで考えた改善策に限定する必要はありません。『検討項目』なので間口は広げて得おいた方が後々手を打ちやすくなります。

あまり厳密に考えないで「こんな方向性もあるかもしれない」程度でもOKです。お気楽に考えてください。

山田:「それじゃ、『毎日の摂取と消費の記録を残しておく』と言うはどうでしょう?」

ヒロ:良いと思いますよ。仮に何の効果が無い方向性でもそれはそれでHKM的には役に立ちます。

それでは実現子は、①「摂取カロリーを減らす」②「消費カロリーを増やす」③毎日の摂取と消費の記録を残しておく の3つですね。

つづく

By Hiro

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