ネコ育チャレンジ 第一話「山田さんメタボチャレンジ」
◆チャプター2「山田さんはお気楽妖精に出会った」
ヒロ:山田さんこんにちは。私はKAIZENオジサンのヒロさんです。
山田:KAIZENオジサンですか。トヨタ自動車の方ですか? 車ならいりません。
ヒロ:ちがいます。車のセールスマンではありません。私は本の精です。
山田さんが今日買ってくれた、そのHKMの本の精です。
山田:ああ、それで。これは大変しつれいしました。私は普通のおじさんの山田です。よろしくお願いします。
ヒロ:こちらこそよろしくお願いします。
山田さん。お互いにオジサンなんでこれからは「ヒロさん山田さん」にしましょう。
山田:そうですね。
ヒロ:でもやはりおじさん同士だと「KAIZEN」と言う言葉が通じますね。だいたい私がドロンと現れて「KAIZENオジサンのヒロさんです」と言うと若い人は「怪人オジサン?」か「外人オジサン?」と聞き返されます。今の若い人達は「KAIZEN」って言葉知らないんですよ。
ですので今は若い人には「問題解決オジサンのヒロさんです」と言うことにしているんです。
山田:そうですね。うちの会社の若い人も知りませんね。でもヒロさんの場合、ドロンと現れたり、その服装のこともあったりするので「カイジン?」とか「ガイジン?」って聞き返されている可能性もありますね。
ヒロ:言われてみればそうかもしれません。でも私は本の精なので、やはり登場の仕方も、服装もそれなりでないと、「らしくない」と逆に警戒されたり、怪しまれたりしますんで。
山田:確かに。痛しかゆしですね。
ヒロ:全くです。アハハ。
山田:ワハハ。・・・ところで今日は何か?
ヒロ:その本。山田さんが今日買ってくれたその本、少しヤヤコシイところがあるので、山田さんの問題解決のお手伝いをしようと思ってでてきました。
山田:そうですか。それはご親切にありがとうございます。
さっきこのHKMの本をパラパラしたんですが、本の帯に書いていた「誰でもできる」とか「お気楽」と言うキャッチコピーとは少し遠いような感じかなぁ、と思っていたところなんです。
ヒロ:やっぱり。喜んでいただいてよかったです。
山田:ヒロさん問題解決って難しいんですか?
ヒロ:ゼンゼン難しくありません。HKMは物語風の例題を読んで頂くだけで学べちゃいます。
山田:へ~そうなんですか。さっきパラパラしたら省察的観察とか関心相関的とかメタ化とか、ウィキペディアで意味を調べながら読まないと分からない言葉がいっぱい並んでいたんで。
ヒロ:その後なんですよ。そのあと。物語風になっている部分。その物語風の例題を読んで頂くだけでHKMは学べちゃんです。
山田:ははあ~。それは「お気楽」部分が前ふりの部分にブロックされてますね。高級チョコレートみたいに。チョコを食べようと思ったら、紙袋からチョコの入った箱を取り出し、箱にかかっているセロハンを取り除き、箱を開け、クッションの紙を取り、チョコの個装を取り除いてやっと食べられる、という感じですね。さらにHKMの本はセロハンの代わりに鉄板で包装しているという感じです。
ヒロ:・・・鉄板で包装ですか・・・・・・
山田:いやいや。鉄板とは言っていません。鉄板みたいな「感じ」って言ったんです。「鉄板みたいな」と言うか「鉄板的」と言うか・・・あの、少し言い過ぎました。すみません。あんまり気にしないでください。人には好みがありますし、ヒロさんのあの文体の方が分かり易いと言う人も極まれにいるかもしれませんし。ね。
ヒロ:そうですね。「極」「稀に」「いるかも」「しれない」ですよね。ホイホイ~♪
山田:(喜んでる?)・・・・・。
By Hiro
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